フリーランスで稼げる仕事の種類(職種・職業)一覧

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フリーランスでも出来る仕事の種類(職種・職業)

会社に勤めずフリーランス(自営業)でもできる・稼げる仕事の種類を一覧にしてみました。

職種・職業ごとに仕事内容や収入面などを簡単に記載しています。

もちろん、ここに載っている仕事以外にもフリーランスで稼げる仕事はあるでしょう。

個人的にはほとんどの仕事がフリーランスでも出来るのではないかと思っているので、参考程度にとらえてください。

【職種・職業別】フリーランス・自営業でもできる仕事の種類一覧

Web・IT系の職種

フリーランスの仕事でまず頭に思い浮かべる職種といえば、Web・IT系の仕事ではないでしょうか。

実際、この職種でフリーランスとして生活している人の割合が一番多いと思います。

基本的に実務経験と仕事がもらえる取引先が確保できていないと難しいですが、それさえクリアできれば比較的フリーランスとして働きやすい職種といえるでしょう。

パソコンひとつあれば自宅でできる仕事なので初期費用もごくわずか。

そのため、将来フリーランスとして独立することを目標にWeb・IT業界の会社に就職して経験を積む人も少なくありません。

Webデザイナー・コーダー

稼げる度:★★★☆☆

私自身もフリーランスWebデザイナーの一人です。基本的にはWeb制作会社等での実務経験を経て独立するケースがほとんどですが、中には独学でスキルを身につけてフリーで稼いでいる人もいます。

主に企業やWeb制作会社からWebデザインの仕事を請け負って制作費を報酬として受け取るかたち。

デザインだけでなくコーディングも出来る方がより仕事の幅が広がります。

自営業ですから仕事の依頼がなければ収入はもちろんゼロ。なのでWebデザインの技術以上に取引先を確保することの方が重要ですね。

Webプログラマー・システムエンジニア

稼げる度:★★★☆☆

Webサイトの構築やシステム開発を行う仕事です。Web・IT系の中でも特に需要が多い仕事ですね。

様々なプログラミング言語を扱える必要があるのはもちろん、やはり実務経験がないとフリーランスになるのは難しいです。

Webディレクター

稼げる度:★★★☆☆

Webサイトを制作する際の監督的立場がWebディレクターです。

Web制作に関わる業務全般を把握できる能力が必要。この仕事もWeb制作会社等でWebディレクターの経験がないと難しいですね。

取引先の確保だけでなく、デザイナーやコーダー、プログラマーなどの外注スタッフも確保する必要がありますが、多くの案件を回せる仕組みを作れば制作する側の仕事よりも稼げるでしょう。

 

クリエイティブ系の職種

絵や写真、文章などの創作から収入を得る仕事です。こちらも自宅でできるのでフリーランスの働き方と相性が良い職種。

イラストレーター(イラストクリエイター)

稼げる度:★★★☆☆

企業やクラウドソーシングなどからイラスト制作の仕事を請け負う職業です。当然イラストが描けないとできません。

請負での仕事以外にも、PIXTA(ピクスタ)などのストックイラストサイトにクリエイター登録をして自分で制作したイラストを販売してお金を稼ぐ方法もあります。

あとはLINEスタンプですね。クリエイターズスタンプという自分で作ったLINEスタンプを販売できる仕組みがあります。

このクリエイターズスタンプを販売して稼いでいるクリエイターも存在しますが、たくさんのライバルクリエイターがいるなかで、お金を稼ぎ続けられているのはほんの一握り。

やはりそう簡単なことではありません。

カメラマン

稼げる度:★★★☆☆

写真や映像の撮影をする仕事です。印刷物やウェブサイトに掲載する写真や、ブライダル関係、グルメ関係など幅広くお仕事があります。

プロカメラマンとしての実務経験がなくとも、実力があればクラウドソーシングなどで案件を受注することが可能。

趣味としてのアマチュアカメラマンからフリーランスに転身する人も少なくありません。

在宅ライター

稼げる度:★★★☆☆

ウェブサイトなどに掲載するための文章を書いて収入を得る仕事です。基本的に文章力があれば個人でできるので、ライターという職業は昔からフリーランスとして働く人が多くいます。

最近ではクラウドソーシングの普及により、ライティングの仕事が誰でも手軽にできるようになりました。

お小遣い稼ぎや副業からスタートするなら、現在一番手っ取り早く稼げる仕事でしょう。

アニメーター(漫画家)

稼げる度:★☆☆☆☆

漫画・アニメを描く仕事をフリーランスで請け負ってやっているアニメーターも存在します。

しかし、ただでさえ収入の少ないアニメーターが雇われずフリーランスで生活していくのは至難の業。副業的にやっている人がほとんどだと思われます。

最近ではSNS上で自分が描いた4コマ漫画などを公開して人気を得ている人もいますが、やはりそれだけでお金を稼ぐのは難しいでしょう。

作家

稼げる度:★☆☆☆☆

電子書籍の登場により、低いコストで誰でも本が出版できるようになりました。そのため小説などの本を電子書籍(Kindle)で個人出版・販売して収入を得ることも可能です。

しかし、有名作家でもない一般人がこの方法でお金を稼げているケースはほぼないようです。趣味の延長ととらえた方がよいでしょう。

 

Web広告で収入を得る職種

ユーチューバー

稼げる度:★★★★★

子供のなりたい職業ランキングにも登場するほど有名になった「ユーチューバー」。

動画共有サイトYouTubeに自作の動画を投稿し、閲覧時に表示される広告から収入が得られる仕組みです。

動画再生回数が多くなるほど広告収入も上がります。トップクラスの人気ユーチューバーの中には年収数千万円稼いでいる人もいるようですが、素人がいきなり簡単に稼げるほど甘くはありません。

ブロガー

稼げる度:★★★★★

ブロガーもユーチューバーと同じく掲載広告が主な収入源です。簡単に言うと媒体がYouTube動画かブログかの違いですね。人気ブロガーとなれば閲覧数は月に数百万PVもあり、広告収入も月数十万~百万円を超える人もいます。

アフィリエイター

稼げる度:★★★★★★★

Webサイトでモノやサービスを紹介しながらリンク広告を掲載し、そのリンク広告を経由して商品が売れると報酬がもらえるアフィリエイト。アフィリエイターとはその報酬を稼いで生活している人たちです。

トップクラスのアフィリエイターの収入は月数百万円以上。月1000万以上稼ぐスーパーアフィリエイターと呼ばれる人たちも存在します。

ただし、アフィリエイトで稼ぐのはそう簡単ではありません。ユーチューバーやブロガーならアクセス数を増やすだけでお金になるので、お小遣い程度を稼ぐならそれほど難しくはありません。

それに対してアフィリエイトは商品を買ってもらったり申し込んでもらわなければ、いくらアクセスを集めてもお金にはなりません。

その分、難易度も高めですが、Web広告から収入を得る仕事の中では、圧倒的に稼げる可能性があるのもアフィリエイトの魅力です。

 

ネット販売(通販)の仕事

物を売ってお金を稼ぐ方法はたくさんありますが、最近ではネットショップを個人で手軽に開設できるサービスも多く存在するので、うまく利用すれば収入を得ることができます。

せどり・転売・オークション(ヤフオクなど)

稼げる度:★★★☆☆

物を仕入れた価格よりも高く売ることで利ざやを稼ぐ古典的な仕事です。ほとんどの人はネットで物を売ります。

仕入先や販売手段は様々で、例えば中古本ならブックオフやアマゾン・マーケットプレイスなど、家具や雑貨ならヤフオクやジモティーなど、ファッション系アイテムならメルカリやフリマといったように物によって違います。

また、限定モデルの商品や人気ゲーム機・ソフト・スマホ・チケットなどを高値で転売して稼ぐ人もいますが、さすがに仕事といえるかどうかは微妙なところです。

手作り作品(ハンドメイド作品)の販売

稼げる度:★★☆☆☆

アクセサリーや雑貨などを手作りし、ネットで販売することでお金を稼ぐ仕事です。

これまでネット通販をやる場合は、楽天市場やヤフーショッピング、amazonなどの大手通販サイトに店舗を構えるのが一般的でしたが、初期コストや広告費、運営スタッフの必要性など、フリーランスとして一人でやるにはハードルが高いものでした。

ところがここ数年、個人でネット通販が手軽にできるスマホアプリの登場によってネット通販運営のハードルが一気に下がりました。

ハンドメイド雑貨の販売ではminne(ミンネ) というアプリが最も有名。人気のハンドメイド作家なら月数十万円稼ぐ人もいるようですが、趣味~お小遣い程度の収入の人がほとんどです。まずはお小遣い稼ぎから始めるのがよいでしょう。

 

ビジネスコンサルティング・セミナーの職種

稼げる度:★★★★★

一言で言うとビジネスノウハウを売る仕事です。個人でコンサルティング契約をしたり、セミナーを開催するなどして収入を得ます。

どの分野のコンサルティング・セミナーをやるにしろ、経験やノウハウがないと当然できません。

また、人を惹きつける魅力を持っていなければ、誰もその人からコンサルティング・セミナーを受けようとは思いません。

その分野での成功実績など、人の心をつかむストーリが必要となるでしょう。

 

講師・インストラクターの職種

稼げる度:★★★★★

講師やインストラクターとして、その分野の技術や知識を教える仕事です。

カルチャー教室などで教えるパターンが多いですが、人気講師・インストラクターであれば、個人で契約し、マンツーマンで教えるケースもあります。

「美容・健康・ダイエット」「スポーツ・運動」「音楽」「料理」といった分野は講師・インストラクターの仕事にしやすいです。

その他にも「インテリア」「ファッション」「フラワー」「ソムリエ」など、基本的には「学びたい」「教えてほしい」と思う人がいれば成立する仕事なので、どんな分野でもアイデア・工夫次第でフリーランスとして仕事にすることが可能です。

そもそもフリーランスとは何ですか?フリーランスと自営業の違い

フリーランスとは、主に自宅などを事業所として従業員を雇わず一人で仕事をする働き方のこと。

最近ではパソコン1台持って外に出てカフェなどで仕事をする「ノマドワーカー」なる人たちも増えていますが、このノマドワーカーもフリーランスといえます。

じゃあ自営業とは何が違うの?ってとこですが、正式には(税務上は)フリーランス・自営業どちらも「個人事業主」となります。

個人事業主のうち、自宅などを仕事場として従業員を雇用せず自分一人で働くスタイルのことを一般的にフリーランスと呼んでいるだけです。

「フリーランス」という言葉は俗称みたいなもので、特に厳密な決まりはありません。

 

フリーランスになるには。長くフリーランスを続ける秘訣

開業届という書類を管轄の税務署に提出するだけでフリーランス(個人事業主)という立場になれます。お金も必要ありません。

フリーランスという立場になるだけなら誰でも出来るのですが、生活できる収入を安定的に得続けることが出来るかどうかが難しいところ。

とはいえ、なにも1つの仕事だけで稼がなきゃいけないわけではありません。どんな仕事をいくつやろうが自由なのですから。

長くフリーランスを続けていくためには、ひとつの仕事だけで大きく稼ごうと思わずに、いかにして複数の仕事から収入を得ていくかを考えましょう。

その方が収入も安定しやすく精神的にも安心感があります。

安定した収入さえ確保できれば、これほど自由な働き方は他にありません。まさにフリーです。

フリーランスは、人生を自由に謳歌したい人にとってこれ以上ない最高の働き方と言えるでしょう。

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