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こんな理由で独立したら失敗するよ!フリーランスになりたい人によくある勘違い

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ここ数年、ひとつの会社に縛られない“多様な働き方”が注目を集め、いろんなメディアで話題になっていますね。

例えば「ノマドワーク」や「マイクロ起業」といった新しいスタイルの働き方はその代表的な存在でしょうか。

その一方で「ブラック企業」や「社畜」といった会社で働く人たちにとっての厳しい現実が問題視されています。

このような状況から、“会社に縛られず自由に生きたい”と思って、独立やフリーランスを目指す人が徐々にですが増えていっているようです。

私はそんな方たちを少しでも応援できればと思ってこのサイトを運営しています。

ただ、どんな人でも独立したり、フリーランスになった方がいいとは思っていません。

なぜなら、中には「そんな理由で独立したら失敗するよ!」って人も結構いるからです。

独立に失敗する可能性が高い「フリーランスになりたい理由」

  • 人と関わるのが嫌いだから
  • スキルに自信があるから
  • 周りに独立した人が多いから

人と関わるのが嫌いだから

会社勤めをしていると、社内外のいろんな人とうまく関わりながら仕事をする必要がありますよね。

でも残念ながら自分と相性の合う人たちばかりではありません。

気むずかしい上司やクライアント、頼りない部下や慣れ合いの同僚との付き合いなどなど…

会社員にとって一番嫌なことが「人間関係」だとも言われています。

そんな理由から、「フリーランスになればあまり人と関わらずに仕事ができる!」と考えて、独立したいと思っている人も結構います。

でもそれは大きな間違いです。

webデザイナーなどのフリーランスのイメージというと、自宅で誰にも邪魔されずひとり黙々と自由に仕事をしている姿を想像するでしょう。

もちろんそれは間違いじゃないんですが、その働き方を実現するためには、たとえ頻繁に顔を合わせなくとも仕事を依頼してもらえるだけの人間関係を築き上げ、そしてその関係を維持継続していくことが大前提としてあります。

会社員のように、嫌でもそれなりの人間関係が築けるような環境ではなく、自ら能動的に人との関わりを求め、なおかつ自分と仕事がしたいと思ってもらえるだけの人間関係を構築していかなければなりません。

つまり、フリーランスになれば人との関わりこそが生命線なのです。

なので、コミュニケーション能力に自身がなく、人と関わるのが嫌いだからといった理由から、表面的なフリーランスのワークスタイルだけを求めて独立したとしても、おそらく待っているのは孤独だけです。

 

スキルに自信があるから

結論から言うと、独立してフリーランスになった場合、スキルに比例して売り上げや収入、あるいはビジネスの成功確率が上がるとは言えません。

スキルを売りにして生きていくならば、むしろ転職するなどして技術職の会社員としてステップアップしていく方が合理的です。

スキルのみを売りにしていく働き方は、いわゆる「職人」です。

それに対して独立してフリーランスになるというのは、商売(ビジネス)をはじめるということです。

もちろんスキルは大事なもののひとつではありますが、商売をしていく上で必要な要素の一部分に過ぎません。

フリーランスとして仕事をしているとわかるんですが、ズバ抜けたスキルが必要な案件などはむしろほとんどありません。

基本的には“そつなくこなせるレベル”であれば問題ないのです。

その上で自分の強みを磨いていったり、守備範囲を広げていけばいいのです。

実際に、それほど高いスキルがあるわけではないのにフリーランスとしてうまくやっている人はたくさんいます。

このような人の多くは、職人(技術屋)タイプではなく、ビジネス感覚やコミュニケーション能力など商売をやる上での総合力が高い人たちです。

逆に、高いスキルを持っていても仕事の依頼がなく、やむなく会社員生活に戻っていく人もいます。

このような人の多くは、技術追求にはこだわるが、ビジネスには関心が薄く、コミュニケーション能力も低い人たちです。

 

周りに独立した人が多いから

私も周りでもそうなんですが、元同僚や友人、知人などがどんどん独立して起業したりフリーランスになっています。

冒頭でも書きましたが、会社に縛られない新しいスタイルの働き方が徐々に浸透してきていることで、独立することに対する心理的ハードルが下がってきていることも理由のひとつではないかと思います。

そんな周りの状況をみていると、なんだか楽しそうに思えて、「自分も独立してフリーランスになろうかな」という気持ちが生まれてくるのもわかります。

でも、「周りに独立した人が多いから」という理由で自分もフリーランスになるというのは、あまりにも安易な発想です。

なぜなら、フリーランスというのは単なるワークスタイルの一種に過ぎず、独立した周りの人たちと同じ「職場」にいくわけではありません。

まさにそれぞれが「独立」した自分の世界を一から築いていき、その上で周りのコミュニティもうまく活かしながら展開していくわけです。

独立して活動している仲間同士のコミュニティは、フリーランスとして仕事をしていく上でとても重要ですし楽しさでもありますが、決して“サークル活動”ではないということです。

 

本当に商売(ビジネス)を始めたいのか自分に問い正そう

フリーランスという言葉には、なんとなく“軽い”雰囲気がありますが、実際は個人事業主として開業することに他なりません。

例えばフリーランスとしてwebデザインの受託制作をするとしても、webデザイナーである以前に、事業経営者なのです。

フリーランスとは、単に従業員を雇わずに制作業務も経営者がやるというだけのことであって、会社の社長と基本的には同じ立場です。

なので、自由なワークスタイルといった一部の表層的な部分にばかりとらわれず、自分は本当に商売(ビジネス)を始めたいのかということを問い正してみるといいでしょう。

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