フリーランスで失敗しない「ダブルワーク」という働き方
[カテゴリ]フリーランス生活
会社を辞め、独立してフリーランスのwebデザイナーやエンジニアとして生活することに憧れを抱いている方はたくさんいると思います。
ただやっぱり現実問題として「ちゃんと収入が得られるのか」ということが心配で、踏みとどまっている人が多いのではないでしょうか?
会社に勤めていれば当たり前のように毎月給料がもらえますが、フリーランスになると仕事がなければ収入はゼロなわけですからね。
まぁさすがにまったく何のあてもなく独立してフリーランスになるのは無謀かもしれませんが、ある程度仕事が確保できる見込みがある人にとっても、最低限生活していけるレベルの収入が得られるのか?となると、なかなか難しいと感じる方が多いでしょう。
確かにデザインなどの受託制作の報酬や運営するサイトからの広告収入など、本業の収入だけに頼った“一本足打法”ではそれなりのリスクもありますが、なにも「一つの仕事だけしかやってはいけない」というルールはまったくありません。
他の仕事もやればいいのです。
独立すれば完全に自由なのですから。
「ダブルワーク」ならフリーランスになって失敗する可能性が一気に下がる!
実際に私の周りにいるweb系フリーランサーも、本業とは別にwebとはまったく関係のない仕事もしている人が多くいます。
例えば、
- 派遣社員やアルバイトとして週3~4日会社勤めをしているwebデザイナー
- 週末にスポーツインストラクターをしているウェブコンサルタント
- フリーランスとしてウェブデザイナーをしている不動産投資家
などなど。
要するに、本業以外にもう一つ別の仕事(収入が得られること)をやって、ハイブリッド(兼業)で収入を得ているわけです。
この「ダブルワーク」こそが、フリーランスとして独立するハードルを一気に引き下げてくれるのです。
「ハイブリッドワーク」なんて言い方をすると、イマドキな働き方のように聞こえますが、これってわかりやすく言うと、昔からある「兼業農家」のワークスタイルと同じで、違いは農業という一次産業かWeb系IT産業かということだけなんです。
なぜこのようなフリーランスのダブルワーカーが多いかというと、本業一本でやるよりもメリットがたくさんあるからです。
「ダブルワーク」のメリット
- 最低限本業で稼がないといけない収入のハードルが下がる
- 収入源が分散化されることでリスクが下がる
- 生活に変化が生まれバランスがよくなる
本業で最低限稼がないといけない収入のハードルが下がる
独立してフリーランスになる上で一番の心配事である「収入」。
この最大の問題が、「ダブルワーク」なら大幅に解決できます。
しかもめちゃくちゃ単純で簡単な方法です。
なのになぜか多くの人が、フリーランスになれば、いきなり本業のみでがっつり稼がなくちゃいけないと思い込んでいるんですよね。
本業ともう一方の仕事とのバランスは、人それぞれ本業の収入や使える時間などによって配分すればいいのです。
例えば最低月20万必要で、本業の収入が10万円の人なら、他の仕事であと10万円稼げばいいわけです。
その後、本業が軌道に乗ればそれ一本に専念してもいいですし、もちろんそのままダブルワーカーを続けてもいいわけです。
収入源が分散化されることでリスクが下がる
ダブルワークという方法は、単に本業での収入を補うためだけではありません。
仕事が複数に分かれる(分散化される)ことによって、もし本業がコケても収入が極端に少なくなるという可能性が低くなり、リスクが軽減されるという効果があるのです。
これによってフリーランスという不安定な立場からくる不安感からもかなり開放され、精神的に安心感が生まれます。
生活に変化が生まれバランスがよくなる
この「ダブルワーク」ですが、なにも収入の確保や分散化のためだけに使える方法ではありません。
毎日同じ分野の仕事ばかりしていると嫌になってきたり飽きてしまったりして、他の仕事に興味がうつってしまうタイプの人なんかにもおすすめなんです。
例えば独立してweb制作を仕事にした場合、どうしても家の中にこもりがちになりますし、直接人と接する機会も減ります。
そのような生活にどっぷり浸かってしまうのが嫌な人なら、外に出て人と接する事ができる仕事を兼業でやればいいのです。
つまり、本業とは性質の異なる仕事をすることで、満たされていない部分を補うことができ、結果として生活に変化が生まれバランスがよくなるのです。
まずは「ダブルワーカー」としてスタートしてみよう
独立してフリーランスになるといっても、何もはじめから本業一本でスタートする必要はありません。
とりあえず兼業でスタートし、その後もし本業が軌道に乗ればそれ一本でやっていけばいいわけです。
あるいは両方の仕事どちらとも好きな場合や、上で書いたような「ダブルワークの恩恵」を受け続けたい場合は、そのまま続ければいいんです。
なので、個人でも仕事の依頼がいくらか確保できそうな人や、自分で運営しているサイトやブログからの広告収入がいくらかある人なら、何かもう一つ別の仕事と兼業することで、憧れのフリーランスの世界へ飛び込むことが可能になる人はたくさんいるはずです。
近い将来、独立してフリーランスになろうと考えている方は、本業のことばかりでなく「もう一つの仕事」についても考えて、ダブルワーカーとしてスタートするという選択肢を頭にいれておくとよいでしょう。
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