国民年金の2年前納がクレジットカード払い可能に!口座振替二年前納とどっちがお得?

[カテゴリ]フリーランス生活

これまで国民年金保険料を2年前納する場合、納付方法は口座振替しかありませんでしたが、ついに平成29年4月分から現金とクレジットカード納付による国民年金保険料の2年前納も可能になります。

そこで、クレジットカード納付への変更方法(申込方法)や、口座振替と比べてどのくらい得になるのかをまとめてみました。

国民年金保険料の2年前納:クレジットカード納付への変更方法(申込方法)

クレジットカード納付への変更手続き(申込手続き)は今までとまったく同じ。

年金事務所に行って「国民年金保険料の納付方法を2年前納クレジットカード納付に変更したい」と伝えれば、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」という書類を渡されるので、必要事項を記入して提出すれば手続き完了です。

これまでの「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」には「毎月納付」「6カ月前納」「1年前納」の3つしか納付方法の選択肢がありませんでしたが、今回から「2年前納」も追加されています。

2年前納に変更したい場合は、納付方法の項目で「2年前納」を選びましょう。

【メモ】年金事務所に行く際の持ち物
・自分の基礎年金番号が確認できるもの(年金手帳や国民年金保険料の納付書)
・クレジットカード
・身分証明書

 

「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」PDFのダウンロード

日本年金機構のホームページからも申出書(PDFファイル)がダウンロードできるので、プリントアウト(印刷)して必要事項を記入し年金事務所に持って行って提出してもOK。

年金事務所に持って行くのが面倒なら郵送で提出することも可能です。

【日本年金機構ホームページ】国民年金保険料の「2年前納」制度

※上記ページ内の項目『「2年前納」の手続き』にある『クレジットカードの場合』というところから申出書のPDFがダウンロードできます。

 

受付開始日と申込期限

  • 受付開始 2017年1月20日~
  • 申込期限 2017年2月末まで

2年前納クレジットカード納付変更申出書の提出期間は2017年1月20日~2月末までとなります。

 

クレジットカードの引き落とし日

2年前納クレジットカード納付にした場合、国民年金保険料は2017年4月30日に引き落としされます。

引き落とし日は4月末ですが申込期限は2月末なので、うっかり申込期限を過ぎないよう注意が必要です。

また、クレジットカードの限度額にも注意が必要。一度に約38万円ほどが引き落とされるわけなので、利用枠がこの金額以下だと限度オーバーによる承認エラーになってしまいます。

 

国民年金保険料の2年前納は口座振替とクレジットカード納付どっちがお得?

厚生労働省のホームページ内資料に、2年前納した場合の毎月納付と比べた割引額が記載されています。

【厚生労働省ホームページ】平成29年度における国民年金保険料の前納額について

この資料によると、平成29年4月から現金やクレジットカード納付で2年前納にした場合、毎月納付と比較した割引額は2年間で14,400円になるようです。

それに対して口座振替で2年前納した場合の割引額は2年間で15,640円になると書かれていますので、口座振替の方がクレジットカード納付よりも割引額が1,240円多いということになります。

しかし、1,240円の差であればクレジットカードのポイント還元を考慮すると、多くの場合クレジットカード納付の方がお得になるでしょう。

例えば、楽天カードであればポイント還元率は1%なので、仮に2年分の支払い額が38万円だとすると3,800円分のポイントがもらえることになります。

ポイント還元分まで考慮すれば、口座振替よりもクレジットカード納付の方が2年間で2,560円得することになりますね。

 

国民年金を2年前納クレジットカード払いするなら楽天カードがおすすめ

国民年金保険料を2年前納クレジットカード払いにする場合、そもそもポイント還元率が高いクレジットカードでなければその恩恵も少なくなります。

また、クレジットカードによっては国民年金保険料の納付はポイント付与対象外となる場合も。

さらに、2年前納だと一度に40万円近くが引き落とされるので、普段使っているクレジットカードで納付を申し込んでいると限度額を超えてしまうケースも考えられます。

そこでおすすめなのが楽天カード

支払い額の1%がポイント還元され、国民年金保険料の納付もポイント付与の対象になります。

楽天カードをまだ持ってない方なら、国民年金納付用として作っておくと便利ですよ。

 

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