お金では買えないフリーランス生活の豊かさ(時間編)
[カテゴリ]フリーランス生活
昨日に引き続き、「お金では買えないフリーランス生活の豊かさ」シリーズです。
第三弾目となる今回は、“時間”について取り上げてみたいと思います。
- 参考:[第一弾]お金では買えないフリーランス生活の豊かさ(食生活編)
- 参考:[第二弾]お金では買えないフリーランス生活の豊かさ(住まい編)
お金で買えないものといえば、誰もが真っ先に思いつくのが“時間”ではないでしょうか。
逆に言うと「時間がお金で買えるものなら買いたいよ!」と思う人も多いはず。
もっとも「時間がほしい」とはいっても多くの人たちが欲しがっている時間とは“自由に使える時間”のことですよね。
でもこれがなかなか難しいわけです。
例えば会社勤めをしている人であれば“自由な時間”というのは、1日にごくわずかしかないでしょう。
私はこの誰もが欲しがる“自由な時間”を、フリーランスになったことで毎日たっぷりと手に入るようになりました。
フリーランスになると“自由な時間”がたっぷりと手に入る理由
- 通勤がない
- 仕事と休みを曜日で区切る必要がない
- 定められた勤務時間がない
- 世間の大型連休に左右されず生活できる
- プライベートと仕事を同時進行できる
通勤がない
当たり前ですが、会社に行く必要がないので通勤時間はゼロです。
通勤時間って会社勤めをしていれば仕方のないものですが、ホント無駄な時間ですよね。
だって会社にとっては生産性ゼロなのに、働く側にとっては拘束時間なわけですから。
ちなみに私が会社勤めをしていた頃の通勤時間は片道30分だったので、往復で1日1時間です。
単純計算ですが、1ヶ月20日勤務として20時間、1年で240時間です。
つまり1年365日の内、10日間分の時間が通勤時間ということです。
フリーランスになれば、この無駄な時間が自分の自由な時間に変わります。
限りある貴重な自分の人生からこれだけの無駄な時間がなくなると考えただけでも、なんだか気持ちが豊かになりますよ。
仕事と休みを曜日で区切る必要がない
多くの会社では、月曜日~金曜日が勤務日で土日が休日といったように、曜日によって仕事の日と休みの日が決められています。
たとえ仕事が暇であっても平日なら出勤しなければなりませんし、どんなに忙しくても土日は基本的に休みです。
フリーランスであれば、そのような曜日によって無理やり働く日と休みの日を区切る必要がありません。
仕事をした日が会社で言うところの勤務日でしょうし、仕事をしなかった日が休みの日にあたります。
その時々でフレキシブルに対応すればいいわけです。
なので無駄に過ごしてしまう時間はほとんど発生しません。
もちろんフリーランスであっても、会社のように曜日によって仕事をする曜日を定めることは可能ですが、フリーランスになってまでわざわざそんな非合理的なルールを取り入れる人は少ないでしょう。
このように、フリーランスなら働く日や時間を“曜日基準”ではなく“仕事基準”で決められるのでとても合理的です。
その結果、無駄な時間を少なくして自由な時間として活かすことができます。
定められた勤務時間がない
仕事をする曜日を定めなくてよいだけでなく、1日の間でどの時間に仕事をするかも自分で自由に決めることができます。
当然会社員であれば勤務時間が定められています。
平均的には、8時~9時くらいが始業時刻で終業時刻が7時くらいでしょうか。
これがフリーランスであれば、仮に8時間仕事をするとしても、例えば早朝から昼過ぎくらいまでの8時間でもいいですし、夕方からはじめて日付けが変わる頃までの8時間でもいいわけです。
昼間に予定がある日であれば午前中4時間と夜4時間という時間の使い方もできます。
つまり、その日の予定や仕事量にあわせて一番合理的な時間帯を自由に選んで働くことができるのです。
当然その結果、無駄な時間が減り、自由な時間を増やすことができます。
世間の大型連休に左右されず生活できる
お盆休みや年末年始、ゴールデンウィーク休暇といった世間の大型連休の時期は、みんな一斉に休みになるので、商業施設やアミューズメント施設などはどこも人でいっぱいですし、旅行なんかも通常の何倍もの費用がかかります。
もっと休日を分散させるようにすればいいんでしょうが、このような慣習はすぐに変えるのは難しいでしょうね。
一方、私はフリーランスになってから、基本的に世間の大型連休の間は仕事をしています。
わざわざそんな時に遊びに出かけたりせず、すいている平日を使っています。
平日なら混雑もしていないですし、何をするにしてもリーズナブルに楽しむことができますからね。
ただ私の場合、取引先があっての仕事なので、さすがに平日に長期間の旅行に出かけることはできませんが、通常の土日とうまく絡めたりすれば4~5日間くらいの旅行には行けます。
フリーランスといっても、どんな仕事をしているかによって長期休暇のとりやすさは違ってきますが、会社員に比べれば圧倒的に自由度は高いでしょう。
プライベートと仕事を同時進行できる
フリーランスであれば、仕事中にちょっと手を止めて家事をしたりテレビを観たり何をしたってOKです。
また、プライベートでの出先や移動中に仕事をこなすなんてことも可能です。
というより、そもそも仕事とプライベートという区切り方がフリーランスになると感覚としてなくなります。
すべての時間の決定権が自分にあるわけなので、いわば生活すべてがプライベートなのです。
プライベートの中に、仕事や家事、遊びなどの要素があるという感覚でしょうかね。
会社員のような仕事とプライベートをはっきりと分離した生き方に、何か違和感を感じている人は多いのではないでしょうか?
本来、仕事(働くということ)はプライベートと分断されたものではなく、一体化しているものだということを、私はフリーランス生活を送る中で実感しました。
そんな生活の要素がすべて“一体化”したフリーランス生活はとても合理的であり快適です。
だから、「お金では手に入らない人生という時間」を無駄遣いしてしまっているような感覚もありません。
すべての時間の決定権が自分にあるフリーランス
フリーランスになると“自由な時間”がたっぷり手に入る理由として、会社員の生活と比較してお話ししましたが、決して会社員を悪く言っているわけではありません。
会社員の生活は一番身近な存在で誰もがイメージしやすく、またフリーランスの生活と対照的な部分が多いという理由で比較しているだけです。
フリーランス生活のいい部分ばかり書きましたが、当然ながら“自由な時間”を手に入れるためには自己責任が伴います。
自由だからといって、遊んでばかりいても誰も注意してくれません。
会社に行かなくてもいいからといって、ぐうたらしてばかりいても収入はゼロです。
フリーランスになって“自由な時間”を手に入れるためには、高い自己管理能力が必要不可欠なのです。
ただ、すべての時間の決定権が自分にあるフリーランスは“自由な時間”を求める人にとって、理想的な働き方だと私は思います。
そんな「お金では買えない自由な時間」が手に入るということだけでも、フリーランスになる価値は十分にあるんじゃないでしょうか。
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