Webデザイナーの中には、仕事としてではなく趣味でWebデザインをしているアマチュアの方もいます。
その中には仕事としてWebデザインをするプロのWebデザイナーへの転職を考えている方も多いでしょう。
じゃあ、webデザインにおいて、趣味でやっている「アマチュアWebデザイナー」と、仕事としてやっている「プロのWebデザイナー」の違いって何なんでしょうか?
Webデザインを趣味でやっている「アマチュア」と、仕事としてやっている「プロ」の違い
- プレッシャーと責任の違い
- 高い生産性
- 納期の重要性
プレッシャーと責任の違い
「アマチュア」と「プロ」の違いというと、まずイメージするのがクオリティの差だと思うんですが、実はアマチュアでもプロ顔負けのクオリティの高いデザインが作れる人はたくさんいます。
友人や知り合いなどから依頼を受けて趣味としてwebデザインをしているうちに、どんどんスキルが身についていったというような場合が多いでしょう。
ただこの場合、あくまでも「知り合いからの依頼だから」という安心感のある状況で制作できるわけです。
また、趣味の範囲としての活動なので、無償で制作したり僅かな制作費で請け負うケースがほとんどです。
ですから、クオリティに対する責任も低く依頼者側からダメ出しなどを受けることもまず考えられません。
これに対しプロのwebデザイナーの場合、クライアントは高額な制作費を払って依頼をしていますし、それだけの制作費をかけてでも採算が合うと考えています。
期待が大きい分プレッシャーもかかりますし、クオリティに対しても大きな責任が発生します。
クライアントに納得していただけなければ大幅な修正や最悪の場合作り直しなどが発生してしまいます。
高い生産性
趣味としてwebデザインをしているアマチュアの場合は、基本的にお金のためにやっているわけではないので売上などは気にする必要がありません。
そのため一定期間にどれだけの仕事量をこなさないといけないといったノルマもないので、制作スピードは気にしなくていいわけです。
一方、仕事としてwebデザインをしているプロの場合は、会社の売上に関わってくるので常に一定以上の生産性が伴わないと事業として採算が合いません。
そのためには、制作スピードを向上させて生産性を高めていかなければならないわけで、アマチュアのように自分のペースでのんびりやっている余裕はないのです。
納期の重要性
趣味としてwebデザインをしているアマチュアであれば基本的に納期などはなく、あったとしてもそれほど厳密なものではないでしょう。
多くの場合は「出来次第」といったかんじでの口約束程度のものだと思います。
しかし、プロのwebデザイナーの場合は絶対に守らないといけない納期があります。
この場合の納期は、口約束レベルのものではなくクライアントのビジネスに関わってくる重要な期日になるので、納期が守れなかった場合、契約内容によっては制作費を減額させられる場合もあります。
もちろん自分が働く会社の経営にも影響するので、受託Web制作事業において納期は生命線ともいえます。
これからwebデザイナーへの転職を考えている方へ
webデザインを趣味としてやっている「アマチュア」と、仕事としてやっている「プロ」の違いについて、あえてクオリティ以外の部分を書きましたが、そうはいってもやっぱりクオリティの差は歴然です。
なぜならプロで求められるクオリティとは、単に見た目の完成度だけではなく生産性や納期なども含めた総合的な能力が必要だからです。
そしてその能力は、プレッシャーや責任を背負った状況で経験を積まないと決して身につかないのです。
アマチュアからプロのwebデザイナーへ転職するにはそれなりの苦労がありますが、一度身につけたプロとしての総合的な能力は一生枯れることのない強みになります。
プロとしての総合的な能力を磨いていけば、将来フリーランスとして独立することも可能ですよ。